小室哲哉「今は、ただただ深く反省しています」と謝罪。華原朋美は薬物中毒で入院


著作権譲渡をめぐる5億円の詐欺罪に問われた音楽プロデューサー小室哲哉被告(50)の初公判は21日午後も大阪地裁(杉田宗久裁判長)で続き、検察側は証拠調べで犯行の経緯の詳細を明らかにした。

 検察側によると、借金が約18億円あった小室被告は、2006年7月、著作権の買い取りに興味を示した兵庫県芦屋市の投資家男性に手紙で「小室哲哉のバリュー(価値)が過去のものになる」と早く買い取りを決断するよう訴えた。

 証拠調べは、関係者や被告の調書の一部を抜粋して読み上げることが多いが、検察側は杉田裁判長の指示で、ほぼ全文を読み上げた。

 午後の公判の冒頭で小室被告は「大きな過ちを犯し、被害者に失望感を抱かせて多大なご迷惑をかけた。今後は誠意を持って弁済を進めたい」と謝罪した。

小室哲哉被告(50)は21日、大阪地裁の初公判終了後、弁護士を通じ、妻KEIKOとともに文書でコメントを発表した。

 小室被告は「このたびは、多くの皆さまにご迷惑をお掛けいたしまして申し訳ございません。今は、ただただ深く反省しています」と謝罪。

 「今は公判中で何もお話しできませんが、これからは、できることなら、許されるなら、音楽一筋でありたいと思っています」と結んだ。

 またKEIKOは「小室桂子」の署名で、「ご迷惑をお掛けした皆さまには深くおわび申し上げます。温かい言葉で励ましてくださった皆さまには心より感謝しています」とした。
サンスポより

◆自作の806曲の著作権をめぐり、うその譲渡話を男性投資家(48)に持ちかけて5億円をだまし取ったとして、詐欺の罪に問われた音楽プロデューサー小室哲哉被告(50)の初公判が21日、大阪地裁(杉田宗久裁判長)で開かれた。小室被告は起訴事実について「おおよそ合っています」と述べた。関係者によると、被害を弁償できる見通しは立っていない。今後、弁償できるかどうかと、その結果が量刑にどう影響するかが焦点となる。

 小室被告は法廷で「私の稚拙な行動によって過ちを犯し、被害者に多大なご迷惑をかけた。心から深くおわびし、誠意をもって弁済したい」と謝罪した。

 冒頭陳述で検察側は、小室被告が中心になり、自ら取締役を務める芸能事務所「トライバルキックス監査役の木村隆被告(57)=詐欺の罪で起訴=らと共謀して、兵庫県芦屋市の男性投資家から5億円を詐取し、全額を借金返済にあてたとする主張を詳しく述べた。

 検察側は、小室被告は事件前、協議離婚した前妻への慰謝料や長女の養育費の未払い分をはじめ、レコード会社や銀行などの分も加えて計17億8千万円の借金を抱えた一方、多いときには年間約10億円あった収入が05年7月以降は同5千万円程度に減り、資金繰りが破綻(は・たん)したと主張。年利60%の資金借入先への返済などで06年8月末までに約5億円を支払う必要に迫られたため、小室被告らが同7月に東京都港区の当時の小室被告宅マンションにあった音楽スタジオで協議し、木村被告の知人の投資家から金をだまし取ることを決めたと述べた。

 起訴状によると、小室被告は自作806曲のうち793曲の著作権をレコード会社側などにすでに譲渡していたのに、投資家に「著作権はすべて僕にあります」とうそをつき、まとめて10億円で売却するとして06年8月に前払い金5億円を詐取したとされる。

 杉田裁判長は公判を4回開く予定であることを法廷で明らかにした。初公判では、検察側が小室被告や被害者らの供述調書を全文朗読するなどの立証をした。弁護側は3月12日の第2回公判で主張を明らかにする見通しで、それまでに弁償資金の調達にめどをつけ、執行猶予付きの判決を求める考えだ。

 小室被告は昨年11月4日、トライバルキックス社長(45)=不起訴処分(起訴猶予)=や木村被告とともに大阪地検特捜部に逮捕された。起訴後、妻の桂子さん(36)やレコード会社側の支援で保釈保証金3千万円を納め、保釈された。 Asahi.comより

◆現在活動休止中の歌手、華原朋美がこのほど、大量の睡眠薬の服用で薬物症状をきたし、病院に搬送されたことが中国紙でも大きく取り上げられた。「小室ファミリー」として一世を風靡したスター達の相次ぐ「騒動」は、中国でも注目されている。中国新聞網が20日付で伝えた。

  報道では「華原朋美は17日午前3時ごろ、東京都墨田区のJR錦糸町駅南口でタクシーに乗車したが、目的地を尋ねる運転手の問いかけにも、もうろうとして応答しなかった。このため運転手は同駅北口の交番に華原を届け、警察官らの状況確認を経て、病院に搬送された」などの状況や、華原朋美が過去に起こした薬物中毒、失踪事件などの「問題行動」などが取り上げられた。

  華原朋美は1990年代半ば、当時大物プロデューサーだった小室哲哉容疑者を迎え『I’m proud』などのヒット曲で一躍人気を集めた。また、当時は小室容疑者と公私に渡る「パートナー」としても注目を集めていたが、破局後は精神的に追い詰められ、数々の問題行動を起こしていた。華原は2007年には「精神的に不安定」との理由で所属事務所も解雇され、事実上の「引退」状態だった。

  中国でも華原朋美は「小室ファミリーの一員」、「小室哲哉の元彼女」として知名度が高かった。昨年の小室哲哉容疑者の逮捕に続く「小室ファミリー」の騒動は、中国でも注目を集めているという。サーチナより

小室哲哉華原朋美トーク

小室哲哉ミュージシャン・トータルサウンドプロデューサー。

1958年11月27日生まれ。東京都出身。血液型O型。早稲田大学社会科学部



1990年代中盤の音楽シーンをほしいままにしたプロデューサー。

白竜バンド、スピードウェイのキーボードを経て、TM NETWORKのキーボード・作曲担当としてブレイク。

TM NETWORK時代から、「吸血鬼ハンターD」「シティハンター」*1といったアニメ作品に楽曲を提供。

1994年、TMN終了後、アニメ映画「ストリートファイターII」主題歌・篠原涼子「恋しさと切なさと心強さと」をヒットさせ、音楽プロデューサーとしての地位を確立した。



安室奈美恵華原朋美trf(TRF)、H jungle with t、globe、鈴木あみdostohkoTRUE KiSS DESTiNATiONなど多くのプロデュースを行い、プロデュースしたアーティストを総称して、「小室ファミリー」とまで言われた。

「TK」とクレジットし、avexとともに大衆消費財としての音楽を徹底的に突き詰め、「音楽プロデューサー」の時代を作った。